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「もうゴールド……、毎年いないのが悪いんだから」
「ク……クリスゥゥゥゥ!!」
「なにしてんだよお前」
隅で「の」を書きまくるゴールドに、自分の作ったチョコを渡すクリス。そのときゴールドが抱きつこうとしたが、そこはもちろんシルバーに止められたわけで。
「はい、シルバー。いつもありがとう」
「……普段からわざわざ気にかけてくれてありがとうな」
こちらは普通に渡し、受け取って。
その間ゴールドはシルバーの足の下にいるわけで。多少うめき声とか聞こえるが、問題ないだろう。
「で、レッド。アンタはいるの?」
「くれるんなら欲しい。ありがとうな、イエロー」
イエローから(義理)チョコを受け取りながらブルーに答えるレッド。
ここになにを思ったか我らが姐さん。
「食べさせてあげるわ、レッド。はい、口開けてあーん」
「え!?マジで!!」
ブルーの言葉にパァッと表情が明るくなり口を開けるレッド。ブルーは小さいチョコをレッドへ食べさせる。
そして少ししてからレッドの表情が変わった。
「……ナニヲ入レタンデスカ、ブルーサン」
「えー、アタシなにもしてないわよー?強いて言うならチョコの中にカレールーを入れただけでー。あ、それアタシからの愛だからちゃんと食べてね♪」
「……!?」
やはり怒ってたブルー。他にもチョコの中に、青汁やら佃煮やら味噌やら逆ロシアンルーレット並の数。もちろん、逆ロシアンルーレットとは違い、普通のものはないが。
一応言っておくが、ちゃんとしたものも用意している、レッド用のを。これは最初は男性陣全員に食べさせようと用意したものである。これはいらない内容かもしれないが。
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