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「ルビー!!エメラルド!!これ、アタシ達で作ったと!!受け取ってほしいったい!!」
「ミツル君となら安心だね、ありがとうサファイア」
「素直じゃねぇなー、ルビー」
「ルビー君だから仕方ないよ……」
口では素直じゃないが、嬉しそうな表情で受け取るルビー。
サファイアも最初は文句を言おうとしたが、ルビーの表情から嬉しいことを察したのかこちらも嬉しそう。
「あ、はい。エメラルド君に」
「く、くれるのか……?」
「うん、せっかくチョコを貰ったし。それに君にジュプトル、ううんジュカインの話を聞きたいから」
「お…おう!!たくさん話すからな!!それに今連れてきてるし!!」
この後、二人がジュカインの話で盛り上がり、なんと連絡を取り合うようになったのはまた別の話。
「はい、パール、ダイヤモンド。私からです」
「わ~、ありがとうお嬢様~」
「手作り…なのか?」
「もちろんです!!ちゃんと先輩方に手伝ってもらったんですから」
二人に手渡される、小さな小包。
綺麗に、しかしゴチャゴチャとしたものではないそれは、いかにもプラチナらしいラッピングで。
ダイヤとパールは嬉しそうに笑う。
「ちゃんと口に合えばいいのですが……」
「大丈夫だよ~、お嬢様が作ったんだもん~」
「気持ちがこもってればなんでも美味いんだからな!!」
「ありがとうございます、二人とも」
二人の言葉に、プラチナも微笑んで。
三人らしいバレンタイン。もしかしたらこの三人なら、最初からこんな結果になってたのかもしれない。
「あ、まだこの話は終わらないよ~」
「ダイヤモンド、誰に向かって話してるのですか?」
「えーっと……内緒~」
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