1,夜明けとセミ

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朝4時のセミは鳴いていた 聴き手はきっといないのに 独りで世界に響かせた せつなく悲しい夜明け歌 いつまで生きられるの?なんて 疑問を空に投げかけても 答えはいつも真っ白だから 地に落ちるまでどうせなら 奏でていよう僕の声で 気づいてくれたらうれしいな
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