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もう夜なので
この日は 泊まらせてあげることにしました
次の朝
机の上には キツネ色の マフラーが置いてあった
ベッドに 2人の姿はなかった
ドアを 開けると
遠くの方で 二匹の狐が仲良く走っていくのが 見えました
一面の白い雪に その キツネ色は とても目立つのです
「 まさか… ねぇ」
先の方には 大きな親の狐が2匹いました
そして四匹は
背を向けて走っていきました
独り暮らしの
おばあさんにとって
きつねの子は 天使のようでした
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