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千年の昔、俺は闇狼の面を使い、百鬼丸を倒した。
だが、面の力を用いた為に俺は狼鬼となり、そして---
百獣戦隊 ガオレンジャー
妖孤、幻惑する
「オルグ反応よ!」
その声を皮切りに、揃いのジャケットに身を包んだ、
五人組が一目散に駆けて行きます。
此処は天空島ガオズロック。
そして今駆けぬけて行った彼らは平和を守る正義の戦士、
百獣戦隊ガオレンジャーなのです。
果たして、今回のオルグはいかなる相手なのでしょうか・・・。
「この辺りのはずなんだけど・・・」
レッドが周囲を見渡していると、
「捜さなくても、
向こうから来てくれたみたいだぜ」
とイエローが指差す方向を見れば、
いつもの二人と見慣れないオルグが現れたではありませんか。
「でやがったな!ツエツエ、ヤバイバ!!」
その声に応えたのはヤバイバです。
「ま~た来やがったな、
ガオレンジャー!」
ツエツエも嫌そうな顔で続けます。
「本当。油汚れよりしつこいんだから!」
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