第一章 数字

7/8
前へ
/84ページ
次へ
 しかし俺は、扉の隣におかしなボタンがあるのに気づいた。 「なんだこのボタンは?」  ボタンは全てで4つあり、縦に並んでいた。直径は約五センチ程で、ボタンには縦から順にそれぞれ「壱」「弐」「参」「四」と書かれていた。そして、「壱」のボタンだけが凹んでおり、つまり押されていることを意味していた。 「今日はおかしなことばかり起こるな…」  俺は、少し頭が痛くなった。
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加