第一章 数字
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しかし俺は、扉の隣におかしなボタンがあるのに気づいた。 「なんだこのボタンは?」 ボタンは全てで4つあり、縦に並んでいた。直径は約五センチ程で、ボタンには縦から順にそれぞれ「壱」「弐」「参」「四」と書かれていた。そして、「壱」のボタンだけが凹んでおり、つまり押されていることを意味していた。 「今日はおかしなことばかり起こるな…」 俺は、少し頭が痛くなった。
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