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俺たちはあの目玉がギョロギョロしている紫色の空間に飛び込んだ後、重力に逆らわずに落下して、その後の意識がない。
天「・・・・んっ!! いててててて」
俺は周りを見回す。そしてコはどこなのかと考え込む。
周りの風景を見ても、明らか
に日本の風景ではない。世界のどっかの国の風景かと聞かれると、否、世界のどっかの国の風景ではないと答えるだろう。あえて、例えるならば、歴史の資料集に出てきそうな平安時代の風景に似ているだろうか。
和斗と風矢もいない。
もしかしたら、俺たちの住んでいる地球といくつものパラレルワールドが存在しており、全員ばらばらに飛ばされた可能性もあるかもしれない。
俺は焦燥感に襲われる。
だが、ずっとこうしていてもしょうがないので、ココがどこなのか突き止めるために適当に歩いてみよう。
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