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魔「まぁ、ココにちょうど縄があるから、これに縛ってつり下げて逝くんだZE☆」
と言って、魔理沙は縄を、俺のお腹のあたりに何重にも巻き付けていく。
天「ちょ・・・待てよ。苦しいって、苦しいって、縄緩めてくれ、俺そっちの趣味無いから・・・」
だが、俺の悪あがきも途方にも虚しく消えっていった。
そして、数分後に巻き付けは終わった。
魔「よしっ!!終わった。さぁ、逝こう~」
天「ぐふっ・・・き・・つ・・・い・・・」
魔理沙は俺の嘆きも無視をして、次に逆の方の縄を箒に巻き付けていく。
数分後、準備が整っていよいよ出発だ。
魔理沙が箒に跨る。そして飛び上がる。
俺は初めて飛んだ。だが、縄一本が命綱だ。下手すりゃ死ぬんじゃね。と死亡フラグが立っていたのである。
さすがに回収はする気がないが・・・・
魔「後、5分くらいしたらつくZE☆」
俺は、返事が出来そうもない。宙ぶらりんで時速は40kmほどか。
まるで、返事がないただの屍のようだ状態だww
ふと、疑問が一つ浮かぶ。着陸のとき、どうすんの?
飛行機のように着陸するなら、尻が擦れるか、頭が擦れるかだ。どっちにしろまずい状態だ。
頭が擦れた場合、フランシスコ=ザビエルのような髪型【トンズラ】になってしまう。それで済めば良いところだろう。運が悪ければ、ハゲだ。
尻が擦れた場合、尻の部分の洋服が萌えではなく燃え、お猿さんになってしまう。
どっちの場合にもなりたくない。
天「魔理沙~降りる時はどうするんだ?」
魔「そこは心配しなくて良いよ。魔法かけて怪我とかはしないようにするから。」
俺は安心した。それなら、あの最悪の場合にならなくて済むからだ。
だが、その心配も脆く【もろく】崩れ去っていくことになるということは、俺は知るよしもなかっただろう・・・
数分後・・・・・
魔「着陸するよ~」
と言って、魔法をかけてくれた。
天「は~い、魔法ありがとう。」
だんだん高度が落ちてゆく。
飛行機のように石の滑走路に降りる。
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