プロローグ

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「おはよう、さっさと顔と手、洗ってきなさい」 「ああ」 一階には母さんと弟がテーブルを囲み座っていた。 「はやくしてよ兄さん!ご飯たべれないよ」 リビングから声がした。こいつは双子の弟、海だ。 リビングに戻り俺の指定の席に座る。飯は……いつもどうりの食パン。 「「「いただきます」」」 俺の家は四人家族。 俺、海、母さん、父さんだ。 父さんは仕事で、俺が起きる頃にはもういない。 夜も帰ってくるのが遅いから、顔を合わせることはほとんどない。 「ねえ、兄さん!ニュース見て!!」
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