第一章:真由

10/40
前へ
/40ページ
次へ
家に帰り煙草に火をつけた。 吸い込んだ煙が肺を包んでいく。 私の心も包み込んでくれないだろうか。 でも誰でもいいわけじゃない。 隼人。 隼人がいいのだ。 ~♪~♪~♪~♪ 私の気持ちとは逆にアップテンポな曲が鞄から聴こえてきた。 煙草をくわえながら携帯を出し受信boxを開く。 「あっ昨日のか…」 差出人は昨日のサイト。 こんなサイトは一度登録するとお知らせメールなどが頻繁に送られてくる。 また送られて来ても面倒だと思い退会の文字をクリックした。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加