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20XX年、ロックマンの活躍によって平和を取り戻しつつあったロボット都市…
ズガガガガ…
「街の復旧活動もこの調子なら、数日で終わりそうだね」
「うん…ロックマンのおかげで、平和になったもんね…こんな日々が続いたらいいのに…」
工事中の街を並んで歩く、青と赤の2体のロボット…
「ロールちゃん…ボクがこの世界を守り続けるから!」
「ロックマン…うん、そうだね!戦わなくて済むような平和な世の中になったら…ロックマンは…ううん、ロックは…どうしてたのかな…///」
ロックとロール、二体は家庭用ロボットとして、ライト博士の下で造られた…
「そうだなぁ…ボクはライト博士とロールちゃんたちと一緒に暮らし──」
ザザッ…
するとロックは突然、その場に立ち止まり、天を仰いだ…
「どうしたの?ロック…」
「今、声が…歌…?」
「歌?」
「うん、通信回路に直接…ロールちゃんは聞こえない?」
「うん…何も聞こえないけど…」
「この波長…なんか変だ…ノイズが混じってたけど、確かに今…歌が…ッ──」
ザザッ…ッ…ザァ…!
通信回路に直接、響き渡る謎のノイズに頭を抱えるロック…
「ッ…!」
「大丈夫!?ロック!」
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