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「じゃあ行きましょうか」
「え…」
萌の言葉にユメは少し戸惑った。
「あの…」
「どうしたの?」
「行くってどこに…」
ユメが言うと萌は不思議そうな表情をした。
「どこにって…今日からあなたの住む家だけど…。ユメ…もしかしてボスから何も聞いてないの?」
「はい…」
「ハァ…」
ユメの返事に萌は思わず溜め息をはいた。ボスの説明不足はいつものことなのだ。
「じゃあ…この事も知らないわね」
「え…」
「ユメ…あなたは今日から私と一緒に住むのよ?」
「……!」
萌の言葉にユメは驚いた。
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