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「恥大きい人生」…
私より、彼は一回り上の世代だ。
彼は在日韓国人としての悩みをテーマにした作品も書いている。
彼は自分の祖国が欲しかったんだ。
私は才能があり、世間に認められる作品を世に出せば、私のコンプレックスは消えると思っていた。
うじうじしてる自分が嫌だった。履歴書に国籍を記入する欄が私の30代位まではあった。
私の父は自分の父親が炭鉱の監督官のリンチにあい、その時の怪我がもとで父を亡くしている。
その事もあり、日本籍に帰化する事には大反対。
韓国と記入し、送付した会社はどこも不採用だった。
就職差別だとは考えたくなかった、中にはあったかもしれないが。
でも世間からのはぐれ者には違いない。
しかしながら、つかこうへいは自分の世間的評価をどう思っていたのだろう。
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