§第一章③§ 桜咲く季節

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始業式が終わり新たな学園生活の初日が終了した…が!俺は今!朋子に付き合わされている…!! そう…今朝の話しの流れで俺はこれから朋子がバイトするカらしいカフェ喫茶に行くはめになっていた… 「おい…朋子!」 「なんで俺が朋子と同じバイトをしなければなんないんだ?」 少しイラツキ俺は言う 「……」 朋子は何も言わない 「?」 なんだ?朋子の機嫌が悪い…? しばらく人混みの中を進み人通りが少ないが開けた場所で朋子が歩みを止め突然振り返り左手を大きく開き掲げながら 「ジャーン♪ここが私のバイト先だよ♪」 俺はそのバイト先に目を向ける 「うわ!…!!」 俺は驚愕した……! クマだ…店の外観で目がクリッとしていて茶色くてフワフワした毛なみなラブリーなクマなのだ…本当にここがカフェ喫茶なのか? 「うんうん♪大和も気に入ったみたいだしバイトは決定ね!♪」 満面の笑みを浮かべ嬉しそうに言った矢先に俺は 「おいおい!俺は驚いたたけたぜ…」 朋子が聞きかえした 「本当に驚いただけ?」 「う…!」 やられた!こいつは確信犯だ…!俺の好みを良く分かっている…俺がこういったラブリーなのが好きなのを知っていて何も言わずに連れてきやがった…機嫌が悪い振りをしていたのはこの為か… 「お前って凄いよ…本当に…」 そんな朋子に感心してしまった 「そお?私は大和しか見てないから分かるのかもね♪」 朋子は俺に視線を向けずに言った 「??」 「とりあえず中に入ろうか…」 俺は朋子の言葉を不思議に感じながら店内に足を進めた 「あ!入ったね♪」 「マスターが言ってたの♪私の紹介で面接を受けるなら店に入った時点で採用だって!!」 朋子の言葉に愕然としながら… 「お前って本当に凄いよ…」 繰り返し言うのだった… そして、俺達は一緒にバイトする事になったのだが…
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