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「その魔力ってのはよ。回復するもんなのか?」
啓助が何気なく聞いてみた
「回復するにはするが時間がかかる。少なくとも1年は………」
「じゃあよ。回復するまでここに居ればいいじゃん」
「そういう訳にもいかない!!」
鬼気迫る表情でティルは叫んだ
「あいつら、多分俺にトドメを刺す為に追っ手を出す筈だ…………
あんたは命の恩人だ。だから尚更迷惑をかける訳にはいかないんだ!!」
そう言うと立ち上がって窓から出ていこうとするが片膝をつく
どうやらその魔王との戦闘によるダメージが大きいようだ
「ああほら無理すんな!!大人しく養生してなって」
啓助も追って片膝をついたティルを回収して元居た場所に戻す
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