Lv.2 最初の刺客、そして勇者誕生

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「はーいじゃあ教科書12ペー………」 「すいません遅れやっしたぁーー!!」 パーンと勢いよく教室のドアを開いて乱入する啓助 殆どの生徒の視線が集中する 「………三ノ宮ー?なんで遅れた?」 少しキレ気味で教師が問う 「え、えーと………ば、婆ちゃんが河に流されてるの見てたら遅れましt」 スパーン 思いっきり名簿でひっぱたかれたのは言うまでもない 「はー……言える訳無いよな。妖精拾ったなんてさ」 結果、遅刻した罰として廊下にバケツを持って立たされるという古典的なお仕置きをさせられた 「……大丈夫かな」 この大丈夫かなには色んな意味が込められていた ティルの事、自身のこれからの事、自分の頭が狂ってしまったかどうかなど
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