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「………っ痛ぇ!!」
一瞬KOされかかったが、すぐに起き上がって落ちてきたそれを引きはがす
引きはがしてよく見ると確かに羽根が生えている
一瞬啓助の頭の中にあるものの名が浮かんだ
それは「妖精」
しかしそれは頭の中ですぐに打ち消された
「いやいや無い無いこれは無いwいくらなんでもこれはファンタジーの中の物体であってこんな所には居ないっての……」
しかし現実にそれは居る
啓助の目の前に傷だらけの姿で
「……怪我してる、ってか血が…じゃあ生きてんのか?」
啓助はその小さき者を両手で抱えると、さっきまで来た道と逆向きに走り出す
「非現実的だとかはこの際無しだ!とりあえず手当しておこう」
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