第三話・プロローグ

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ミン「すごい…。あの姿ならルークの攻撃が効かないみたい…!」 カイ「あれなら、士さんが勝つ」 名護「…どうですかね」 ミン「名護さん?」 名護「私は逆だと思います。何故なら今の士は、必殺技が使えないようです。あのままでは、決定打を欠く士が負けます」 カイ「そんな…」 それは士も感じていた。今までの敵の中でも一際タフなルークを倒すには、一撃必殺しかない。 しかし必殺技はことごとく、ルークに当たる前にその力は失われてしまう。 ディケイドクウガ(効果は途中でなくなるが、完全に失ったわけではない。その点は"ネガの世界"で一時的に力を失った時とは違う……) 『困っているようだな?』 ディケイドクウガ(その声は…!!) 士の脳に直接響く声。それは、先日アマゾンや響鬼達との戦いで士の体を乗っ取った謎の意思が発する声だった。 『力の使い方教えてやろうか?』 士(断る。貴様に教わる事など何もない。…貴様か?俺のファイナルアタックライドの力を奪ったのは?) 『フ、そんな事をする必要など無い』 士(なに?) 士が戸惑う。
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