第三話・プロローグ

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士(どういう意味だ?) 『自分を縛るのは、やはり己自身だと言う事だ。お前が必殺技を使えないのは、お前自身が破壊する事を恐れてるからだ』 士(破壊する事を恐れている?) 『そうだ。貴様は仮面ライダーデルタ…木村沙耶を目の前で失って、破壊された者の惨めさを知った。故に敵だろうと、何だろうと、破壊する事を恐れているのだ』 士(……) 『それが無意識に力をセーブしているのだ』 士(それはおかしい。二度ともルークを破壊するつもりで攻撃を放ったぞ?) 『無意識といった。貴様の深層心理の問題だ』 士(深層心理…) 『そうだ。だが、私に体を委ねれば確実に奴もキングも葬る事が出来るだろう』 士(断る…) 『何?』 士(俺の戦いは俺のモノだ。お前の力など借りん!) 『フッ!フハハハハッ!ならば好きにするがいい!!』 士(そうさせてもらう!) 士が心の中で叫ぶと、フッと意思が消える。 士(消えた、か。だが奴との会話で糸口が見えた。) ディケイドクウガ「やはりクウガに変身して正解だな!」 ライオンファンガイア「?」 ルークの反応など気にせず、ディケイドがルークにカラミティソードを向ける。
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