第三話・トラック1~キングの想い~

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しかし完全にエネルギーダウンする直前に、 変化が起きる。 リントのクウガの文字が光り、右腕がひぴわれ ルークが爆散した。 ディケイドクウガ「ハァッ、ハァッ…」 ディケイドの変身がパワーダウンが原因で、強制解除される。 士(危なかった…。もう少しコイツがタフだったら…。負けていたのは俺だった) 辛勝だった。 普段は圧倒的な力で、怪人を粉砕している ディケイドには相応しくない勝ち方だった。 太牙「運が…良かった、な」 士「?」 太牙「貴様が今、攻撃した右腕……。あれは奴の古傷だ。あそこを偶然、攻撃したからルークに勝てたのだ」 士「運も…実力のうちだぜ?」 太牙「どうかな?そうそう次も、うまくいくとは限らん」 士「?」 太牙が不敵に笑う。 士「次だと?次は誰が相手をするんだ?まさか、観客席のファンガイア全員か?」 太牙「まさか……。彼等はあくまで観客。それに、誇り高いファンガイアである私が多勢など使わんさ」 名護「では?」 太牙「次の相手は私だ」 太牙が毅然とした態度でそう言うと観客席から今までにないほどの大歓声が起きる。
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