第三話・トラック1~キングの想い~

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ディケイド(サガの鎧。ファンガイアのキングが身に纏うモノの中でも、もっとも初期に作られたものか…) サガ「王の判決を言い渡す。貴様ら二人に……死刑を宣告する!」 歓声「ワァーーッッ!!!!!!!!」 するとファンガイア側の客席から怒声に似た声援が湧く。 ディケイド「マイクパフォーマンスはキング級のようだが……」 サガ「貴様らとの戦いの勝利を、我が母クイーンに捧げる」 ディケイド「……」 母クイーン。士は太牙の大仰とも言える母親への思いに多少の違和感を感じていた。 ディケイド「太牙…」 サガ「気安く名前で呼ぶな!」 ディケイド「ああ、すまないな。じゃあキング。お前に聞きたい事がある」 サガ「…なんだ?」 ディケイド「お前は随分、母親に執着しているようだが、何故だ?」 恵(ただのマザコンだと思うわよ、士くん…) サガ「……」 ディケイド「それにチェックメイトフォーのクイーンほどの使い手が何故死んだ? やはりファンガイアの内戦が原因か…?」 サガ「……」 ディケイド「どうなんだ?」 サガ「答えは……」 ディケイド「……」 サガ「バカめだ!」 サガがいきなりディケイドに仕掛ける。
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