第三話・トラック1~キングの想い~

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サガ「確かに強力な、高圧電流のパンチだが……」 イクサ「!」 サガが魔皇力を左手人さし指に集中し、受け止める。 ディケイド「バカな!?指一本で!」 サガ「重要なのは密度だ。強力な魔皇力を一点に集めればその攻撃力は何倍にも膨れ上がる。穴の小さい水鉄砲の方が勢いが強いようにな!!」 ディケイド「!!」 サガ「故に!!」 サガが指一本でイクサを押し返し吹き飛ばす。 ディケイド「名護啓介!」 サガ「次は貴様だ!!」 サガが黒い魔皇力のエネルギー弾をとばし、ディケイドを攻撃する。 ディケイド「チィッ!」 サガ「いつまでも避けてばかりはいられんぞ?」 ディケイド「ならば…」 ディケイド(今の状態でどこまで使えるかわからんが……) ディケイドがケータッチを取り出す。 サガ「なんだ、それは?!」 ディケイド「さあな…!」 ディケイドがクウガからキバまでのエンブレムを順番にタッチする。 『ファイナルカメンライド』 するとディケイドがコンプリートフォームに姿を変える。 サガ「コロコロと…せわしない奴だな」 ディケイド「安心しろ、コイツが最強の姿だ」 そう言うとディケイドが、ライドブッカーの刃を拭き取るように触る。
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