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完全にライオンファンガイアを捉えていた。
しかし、ここでルークが天才的な運動センスを見せる。
一見すると腰の骨が折れたかのように錯覚する程、上体を反らし水平斬りを躱したのだ。
ディケイドブレイド「なに?!」
そして完全にスキが出来た士の顎目掛けて、その態勢のままアッパーカットした。
それは完全にクリーンヒットして、ディケイドが再び吹き飛ばされる。
ミン「士さん…!!」
ディケイドブレイド「グッ」
太牙(これだ……。ルークの強さはその単純な攻撃力だけではない。卓越した戦闘的センス。それが強みだ。
門矢士がどれ程の力を持っていようが、奴が負けるはずが無い)
ライオンファンガイア「タイムプレイもここまでだ。死ねッ!!!」
ライオンファンガイアが力を込める。
すると、右拳のクローが飛び出る。
ディケイドブレイド「!!」
名護「ロケットクロー!?」
高速のクローがディケイドに迫る。
ディケイドブレイド「チィッ!!」
最大級のピンチだ。
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