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ドガン!
「何だ!?」
二人共唖然としている、しかしブレッドは相手が何なのかは想像がついた
「“覚醒”…?」
「その通りだブレッド・ファイア」
「!何故僕の名前を知っている!」
「お前の事はモニターで見て、知っていた」
「モニター!?何の事だ!」
「ふん…お前に答える必要はない、ここでお前達は死ぬのだからな!」
するとマックスは驚いている
「俺もか!?」
「私の友人にこの姿を見た奴を殺せと言われたのでな」
ブレッドはまずいと思った
(僕はまだ大丈夫だとしても見ず知らずの彼を犠牲にするわけにはいかない)
「彼は助けられないか!?」
「お前が私に勝てればいいだろう」
「…わかった」
とブレッドがクロンホルムの前に立つ、するとマックスが
「あんた正気か!あんな化け物に勝てるとでも!?」
「多分勝てる…」
ブレッドは少し自信があったなぜならクロンホルムの真上にシャンデリアが崩れかかっていた
(あれを狙えば上手くいく…はず)
そして銃をクロンホルムに向かって構えた
「ふん!そんなおもちゃで私を倒せるとでも思っているのか!」
「思ってないんだけどね、ちょっと計算がある」
「なんだ?」
「これ!」と銃を上に向かって撃った
バァン!キン!
しかしシャンデリアに撃ったリボルバーの弾丸はシャンデリアに当たらず翼で飛んだクロンホルムに弾かれた
「あっ…」
「ハッハッハ!だから言ったのだそんなもので…うわっ!」
実はこれもブレッドの計算だった…ブレッドは相手が飛んでさっき衝突したショックでひびが入って脆くなった床の上に降ろさせるのが目的で見事に成功した、そしてクロンホルムは崩れた床から線路に引きずり込まれた
「グワッーー!!!」
ガタンガタン!
クロンホルムは黄道特急に引かれた
「やったぜ!」
「やった…」
そして力が抜けたブレッドは仰向けに倒れた
「ふぅ…僕はブレッド」
ブレッドは手を差し出す
「おっ俺はマックス!あんたすげえよ!あんな化け物を倒すなんて!」
「あっ…うん」
しかしブレッドはあの程度ではあいつは死なないと思っていた、同じ力を持っている者同士何となくそんな感じがした
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