tune3.

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「今、荷物 俺ん部屋置いて来たところだ。 次の仕事来るまではこの寮に泊まるぜ。」 「ん、またニートになるのね。」 「違ぇ。」 「わん!!」 「うぉ!?」 ばん!と扉が大きな音をたて開いたかと思うと 白い何かが麻希の顔面に飛び付いた。 次いで開けっ放しの戸口から 3人の少年少女の顔がのぞく。 「ほらな!ジャックの言ったとおりだったろっ!」 「ぎ、狠(ぎん)…人の部屋、勝手、良くない…」 「お前も同罪だっつーの万里(ばんり)!」 バンダナをした少年が得意気に 傍らの2人に胸を張り、 少女が由祢の視線にびくつきながら バンダナの少年を部屋の外へと連れ戻そうと 必死に引っ張っていた。 その様子を緑色の特徴的な髪型をした 少年が至極楽しそうに見やる。 といっても目を多い隠すほど 長い前髪の下で少年がどこを見ているのかは 定かではなかったが。 由祢もいきなり現れた3人から 隠れるように、未だ顔面を何かに覆われている 麻希の後ろへ回る。
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