tune4.

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「お前なぁ……もう少し俺を敬え。 さっきの3人なんか俺のことさん付けだぜ。」 「従兄弟を敬えってのがそもそも無理。」 「……ほぉーそうかそうか。 あー分かった分かった。 じゃあ敬えるように次の仕事来るまで この麻希様が模擬調律の特訓をしてやろう。」 「…はぁ!?」 顔面蒼白冷や汗だらだら。 おもしれー。 「やだやだやだやだ! 麻希兄の特訓って暴力じゃん!」 「失礼な。」 髪が乱れるのも構わず激しく首を振る。 そんなに嫌か。 「はは、じゃあ明日からは 学校終わったら模擬調律の特訓な! へばんねぇように早めに寝とけー!!」 反論する間を与えずまくし立て、 由祢の部屋から逃げるように飛び出ると 扉を閉めると同時に鈍い音が聞こえた。 由祢が枕か何か投げたんだろう。
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