tune4.

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「…マスター、そのようになさるから 由祢様に尊敬されないのですわ。」 ふわり、と俺の横に女が現れる。 腰ほどまである青白い髪は氷を、 透き通る白い肌は死人のそれを 俺に連想させた。 「はは、わかってるっつーの。 可愛がってやってんだよ。」 「承知しておりますわ。」 「…んで?分かったのか?あいつらのこと。」 「先程、司様に報告をして参りましたの。 そのような能力を持つ調律師は 登録されていないとのことですわ。」 「…そうか。」 無法者か、それとも調律師ではない`何か'だったのか。 いずれにせよ、情報が少な過ぎる今は 様子を見る他無さそうだ。 火傷のようにただれた 右肩の肌がじくじくと痛む。 「…お召し物が黒で幸いでしたわ。」 「あ?」
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