tune5.

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「これで全部か。」 「そのようですわ。」 今回もいつも通りの任務だった。 埋め立て地に発生した呪魂の破壊。 放置されたゴミから呪魂が発生することが 明らかになった後も、国の ゴミ処理法が変わることはなかった。 埋め立て地に放置する他 処理の仕様が無く、呪魂は発生する一方だ。 だから国は調律師に関することなら 惜しみ無く金を出す。 調律師の派遣、 調律の研究、 調律師の育成―――― 「(…皮肉なもんだ。)」 まぁ自分もそれに乗じて生活している 身なのだから何も言えたものではないが。
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