4人が本棚に入れています
本棚に追加
「これで全部か。」
「そのようですわ。」
今回もいつも通りの任務だった。
埋め立て地に発生した呪魂の破壊。
放置されたゴミから呪魂が発生することが
明らかになった後も、国の
ゴミ処理法が変わることはなかった。
埋め立て地に放置する他
処理の仕様が無く、呪魂は発生する一方だ。
だから国は調律師に関することなら
惜しみ無く金を出す。
調律師の派遣、
調律の研究、
調律師の育成――――
「(…皮肉なもんだ。)」
まぁ自分もそれに乗じて生活している
身なのだから何も言えたものではないが。
最初のコメントを投稿しよう!