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「帰るぞ。」
「…マスター、お待ちください。」
「ん?」
隣りに立つ蒼に声を掛けたが、
何やら訝しげな表情で辺りを
きょろきょろと見渡す。
どうした、と再度声を掛けると
しまいかけていた武器を再び
構えて臨戦態勢をとる。
「私(わたくし)達以外に、何者かが
いる気配がしますの。」
ここは埋め立て指定地。
人の立ち入りは原則禁止で
呪魂破壊に派遣された調律師しか
立ち入ることは出来ない。
既にここには俺達が派遣されているので
ここにいるのは俺達か、呪魂達か、だ。
「チッ……まだ残してたか。」
辺りを見渡しその姿を探す。
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