tune5.

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「帰るぞ。」 「…マスター、お待ちください。」 「ん?」 隣りに立つ蒼に声を掛けたが、 何やら訝しげな表情で辺りを きょろきょろと見渡す。 どうした、と再度声を掛けると しまいかけていた武器を再び 構えて臨戦態勢をとる。 「私(わたくし)達以外に、何者かが いる気配がしますの。」 ここは埋め立て指定地。 人の立ち入りは原則禁止で 呪魂破壊に派遣された調律師しか 立ち入ることは出来ない。 既にここには俺達が派遣されているので ここにいるのは俺達か、呪魂達か、だ。 「チッ……まだ残してたか。」 辺りを見渡しその姿を探す。
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