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2030年
一介の研究者が魂は実体化が可能という
論文を学会に提出した。
当然その論文はオカルトだ虚妄だと
強く非難され、その研究者は
追放されることになる。
そして10年後の2040年
人類は自分達が生み出したゴミの処理に困り、
毎年ゴミの埋め立て地を指定し
その土地にゴミを埋め始めた。
人口が少なく、土地が悪い地域は
指定される確率が高く
指定地に住む人々は故郷を捨て
移住する他無かった。
更に10年後の2050年
破壊されず焼却もされず
ただ捨てられたのみのゴミ達に
呪魂が宿り実体化する。
実体化した魂は人々を襲い
多くの犠牲者を生んだ。
これを「ゴミの大反乱(ガーベイジ・カタストロフ)」
と人々は呼ぶようになった。
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