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しかし5年後、
妹を残し姉が学校から逃亡する。
14歳の少女の行方は人々に知れず
そのまま少女の存在は闇に消えた。
更に5年経っても
残された妹の才能が咲くことはなかった。
だが、逢沢清志の兄、逢沢敬志(けいじ)の
息子であり彼女達の従兄弟にあたる
少年が調律師としての力に目覚める。
その後もちらほらと各地で
調律の才能を持つものが現れた。
妹はその後、学校に特別に
設けられた寮を住家としている。
清志の知り合いで学校長でもある
小原司(おばらつかさ)氏の
財力と善意こそが成績不振の彼女が
学校に居続けることの出来る理由だった。
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