俺がアイツを好きな理由〈ワケ〉

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俺と瑞穂はハンバーガーを買い、2階の飲食スペースで食べた。 俺らが座るのは窓際で、外の様子を見る事が出来た。 瑞穂は女を物色する為、俺は暇つぶしの為に外を何となしに見ていると、三木と橋本が店の前でうろついているのが眼に入った。 アイツら、何やってんだ!? 結局、三木達はハンバーガーを買わずにふて腐れて店を出て行ったのに。 だから此処にはもう用はないはず。 ……まさか? 「悪い、瑞穂。俺先に出る」 「えっ!? なになに? いい女でも居たの!?」 全く的外れな問いに答えず、俺は食べかけのハンバーガーと包み紙を丸めてごみ箱に投げ入れた。 階段を駆け降り、登ってくる人に肩をぶつけそうになったのを寸でのところで躱して外まで走った。 辺りを見回すが三木達の姿がない。 俺は店の裏手に通じる道に入った。 .
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