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「ソラ。僕もいつもキミを想っているし、ソラを追い求めてる。何があっても、どんな事が起ころうとも、僕はずっとソラを待ち続けているから」
「総……司」
涙で濡れたソラの唇にキスを落とす。
唇と共に、僕とソラの気持ちが重なり合う。
「ソラ。キミが日本に帰って帰って来た時は、もう離さない」
「それって……?」
分かっているくせに。
そんなところも愛しい。
「――結婚しよう」
ソラはまた泣き出してしまい、返事は聞けず仕舞いだったけど、それでいい。
これは約束なんかじゃなく、僕の決意をソラに知って欲しかっただけ。
それでソラがまた元気を取り戻し、安心して研究に打ち込めればいいんだ。
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