1339人が本棚に入れています
本棚に追加
「本当に大丈夫ですから。そんな顔しないで下さい。さあ、お茶の続きいたしましょう!」
雅に悲しい顔をさせてしまうなんて、わたくしは何て未熟者なんでしょう……。
せめて、これ以上気に病んで欲しくなくて明るく振る舞ってみる。
「はい」
やっと笑顔を取り戻した雅は、また元の位置に戻って腰をかける。
このハプニングがきっかけで、リラックスしたわたくしは雅と普通に会話をすることが出来た。
緊張はしているものの、いつもよりは調子がいいですわ!
「それでね、蓮香さんと優衣さんと新年会をすることになりましたの! お節料理は三ツ星シェフに作らせますし、あとは何か用意するものあるかしら?」
.
最初のコメントを投稿しよう!