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「やだぁぁ! 雅が消えちゃう 雅が笑ってくれない…! あすか、助けて…」
やはり、白蘭がパニックを起こした
その後、医者が白蘭を鎮め、手当てを受けた雅を看護師が連れて来た
「雅…僕に雅がケガした理由を教えて」
…と、恐怖に潰されるような事を彼女は聞く
俺と同じ…雅を助けたいから…
「ごめん、あすか 白蘭」
俯いた雅が静かに話す
「白蘭のこと、助けてあげられない自分が嫌で…
どうしようもできなくて…
俺、無力だから…」
「雅、お前のせいじゃない」
「雅は、僕を助けてくれるよ」
悪い…今の俺にはこれしか言えないんだ
「白蘭…お家に帰る
あすかと…雅と一緒にいる」
その言葉は天使のお告げ…
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