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僕の名前は『フラル』。
僕はとある山奥にすんでいる。
名前は唯一一人だけの兄でもあり家族でもあり、友達でもある彼に付けてもらった。
名前を付けてくれた本人は『なんとなく頭に浮かんだから。』という理由でこの名前をくれた。
笑っちゃう理由だけど、それでも、僕はこの名前を大切に、誇りに思う。
僕は、気付いた時には周りには誰も居なかった。
名前も付けられず、親の顔も認識しないままこの山奥に捨てられたのだ。多分。いや、きっとそうだ。
僕はその時不安と恐怖感に覆われていた。
幼心からでも一人という事を認識できたかは謎だが、一人ということが怖かった。
そんな時、僕は彼にあった…
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