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じゃじゃ~ん!
彼女は茂みから鶏のささみを取り出した。
あうっ。
そう、さっきかすめ取ったのは2つだった。
1つ隠してたんだ。
さすがに、また食べるのを見せられたらショックがでかすぎる。心が折れちゃう、泣いちゃうかも…(ToT)。
待って!取り引きってなにさ。話くらいは聞こう。
声が裏返ってたけど僕は平静を装った。
彼女は声高らかにいう。
取り引きって言ったって簡単よ。
私のささみとアナタのご飯半分交換しよう。
ご飯半分!?
僕は驚いた。ささみとご飯半分の取引より、僕の5分の1位の大きさしかない、体重にしたら10分の1程度の彼女がそんなに食べる事の方がびっくりだ。
だいたい、彼女はどこから来たのか、何犬なのか、なぜに威張ってるんだろう!?
僕は突っ込みどころ満載の彼女に興味津々で、もっと話しをしたくなった。
とりあえず、ささみの事ある、取り引きする事にした。
ささみ1つとご飯半分はあまりにヒドイんじゃない?ねぇ、君は僕のご飯半分を全部たべるの?
それとも、まだ仲間でもいるの?
僕は探りを入れる事にした。
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