第一章

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彼女はしきりにご飯を気にしていた。本当に半分もらえるのか、心配なんだろう。 僕は彼女に優しく話しかけた。 そんなに遠くにいないで、こっちにおいでよ。 僕はつながれてるから、そっちにご飯持っていけないよ。 彼女はかなり警戒してるらしく、近づいてこない。 ちゃんと約束は守るから、ささみと交換ね。 僕は言う。 彼女はやっと近づいてきた。 近くに寄ると、彼女の身体にかなりの傷痕があるのが見えた。 かなりの危険を今までしてきたのか。 ささみは返すから先にご飯貰うわよ。 彼女は、僕が敵意がないとわかったようだ。 警戒しながらも一口たべると、後は一心不乱に、僕の事や回りも気にせずに食べだした。 ホントすごーい。(°Д°) 僕は驚いた。 よっぽどお腹を空かしていたんだろう、みるみるたいらげ本当に半分食べてしまった。 ねぇ、いつから食べてないの? …… 一週間前から…… Σ( ̄◇ ̄*)エェッ やっぱり野良じゃん
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