第一話

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―――会いたかった。――― そう叫んだルーファは、XANXUSに抱きついた。 抱きついてきたルーファの頭を撫でながら(←誰だオマエ。)、XANXUSは耳元で呟いた。 「Io sono dopo un' assenza lunga.(久し振りだな。)」 久し振りに聞いた声と、久し振りに感じた温もりで、ルーファは泣いた。 『うぅ~~~~~~~~。』 そんなルーファの顔を見た男全員が思った事は、 「(うりゅうりゅっていう感じはこんなんなんだ…。)」 であった。 まさに「うりゅうりゅっていう感じ」に泣きながらXANXUSにしがみついているルーファと、それを慰め(?)るように頭を撫でるXANXUS(←イスに座ってます)。 「(ちょっとギリギリかも……。)」 いろんな意味で。 †
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