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俺達が通っている高校は、全校生徒137人の小さな学校である。
まぁ、俺達が住んでいる所は超過疎地域であり、人がいない。
車なんって、めったに走らない。
「ねぇ、グリコしようよ!」
「はぁ?階段ねぇ~じゃん。」
「ほれ。」
智美は、下を指す。
そこには、横断歩道の白線が…
「アブねぇ~ぞ!!」
「大丈夫だよ。車なんか、来ないって!!」
俺は、その言葉に甘えてしまった。
「ったく、しゃーねぇーな」
「じゃぁ、行くよ。」
智美とじゃんけんをした。
勝ったのは、智美。
「グ・リ・コ」
智美は、横断歩道の真ん中まで行った。
「こんなの、直ぐに終わるじゃん!!」
「いーじゃん。いーじゃん。さぁ、行くよ!!」
その時だった。
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