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ブオオォォォン!!
バンッ!!
俺は、見てしまった。
あの愛しい智美が車で跳ねられ、宙に飛ばされるのを…
「あ、あぁ…」
軽く2、3mは飛んだ。
ドンッ!!
智美は、道路に叩きつきられた。
「っ智美!!おい!智美!!返事をしろ!」
智美を引いた車なんて、気にしなかった。
智美を抱き抱えた。
生暖かい血が、俺の手を伝う。
「智美!!智美!!返事を…返事しろ!智美!!」
次第に智美の体は、冷たくなる。
「おい!死ぬな智美!!」
智美を抱き締める。
耳元で…
「あり…が…とう…」
智美が言った、最後の言葉となった。
「智美!!智美!!智美ィー!!」
俺は、泣きながら叫んだ。
すると、体の力が抜けた…
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