出会いそして別れ…

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僕は桐谷 正谷(キリタニ ショウヤ) 普通の高校生でもうすぐ卒業だ いつもと何も変わらないつまらない毎日を繰り返す 朝、目覚まし時計に起こされ 遅刻ギリギリの登校 適当に授業を受け 気が付いたら授業は終わり 家に帰る 家に帰ってもやることもなく 適当に時間を潰し気が付いたら寝ている そんな毎日を繰り返していた だが、今日は違った いつもの様に時間を潰し寝ようとベッドに腰をおろした時だ 僕の後ろに在る筈の無い気配をかんじた 僕が後ろを向こうとしたとき首に冷たい感触 一瞬、僕はそれが何か解らなかった ?「動かないで…、こっちを向いても駄目よ」 僕の後ろにいる人は、声で女性だと解った 女性の声は、恐ろしく冷たく、どこか哀しく、そして、他の誰よりも優しい声だった 僕は、彼女の声に聞き惚れていた 少しして僕は我に帰る それと同時に、僕の首にあたる物を理解した それは、大きな鎌だった その鎌は、僕に死神の鎌をイメージさせた 正「分かった、後ろは向かない、その代わり質問に答えてくれない?」 女性は少し間を開けて答えた ?「良いわ、答えられるものには、答えてあげる」 正「それで良いよ、まず、君は誰?何でここにいるの?」 僕は自分でも驚くくらい冷静だった ?「私は、死神よ。貴方を殺す為にここに来たわ」 女性は、あの美しい声で確かに死神だと言った 僕を、殺しに来たとも言った 正「じゃあ、死神さん、僕は何で殺されるの?」 僕は、冷静に聞いた すると後ろの死神は少し驚いたようだった
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