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彼女は僕に抱き着くと
僕の耳元で言った
愛「私を必ず幸せにして下さいね」と
僕は嬉しくて
彼女を力一杯抱きしめた
彼女は頬を赤くして恥ずかしそうにしているが
抵抗はせずに
身体を僕に預ける様に力を抜いた
この時の僕は後に訪れる辛い別れがあることを知らない
彼女はいつの間にか僕の腕の中で眠りについていた
僕は彼女を起こさない様にベッドに寝かせた
ベッドに座り彼女の寝顔を見つめた
彼女の綺麗な顔が微笑んだ様に見えた
僕はこの幸せは永遠に続くと思っていた
――――――
彼が私を抱きしめた
私は力を抜き彼に身体を預ける様にした
ただ、抱きしめられてるだけなのに
こんなにも嬉しくて、楽しくてそして………
あたたかい……
愛しい人の腕の中私は
いつの間にか眠りについていた
私は死神、寝ていても意識はある
彼は私をベッドに寝かせる
彼から離れてしまったのは
寂しいけど
彼の優しさが身に染みた
彼が私を見ている
それだけで顔が緩む
永遠に続くと思っていたこの幸せな時間が…
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