1、月の光。

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秋が近づいてきて、学校では文化祭の準備が始まった。 今日も日が暮れるまで作業していた私たちは、一緒に帰ることになった。 「俺の自転車荷台ないから、咲の貸して」 彼こと葛城圭吾が、問題の男の子だ。 ちなみに私は湯築咲、女の子だ。 「なんでよ。自分ので帰りなさいよ」 「あーもーっ!」
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