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先日の一件から、数日たった。
目に見えて変わったことは、皆が沢田…綱吉に一目置くようになったということ。
そしてあの一件から、僕に対しての態度も変わってきていた
「は、はよー姫宮!」
「宝様おはよう!」
『ああ……おはよう』
朝学校へ行けば、誰からも必ずと言っていいほど挨拶をされる。
皆顔が赤いが、気にしないことにする。
……宝様って、なんだろう
僕は様付けされるようなことをした覚えはないんだけど。
『うーん……』
「あ、姫宮!」
首を傾げていれば、後ろからクラスメイトの声。
…確か、バレー部の
こんな朝早くから練習?熱心だね
『おはよう。どうかしたのか?』
「おう、はよ。っじゃなくて、姫宮!頼みがあるんだ!!」
考えても全然答えはでない。
だったら考えるだけ無駄だな…と切り替えてクラスメイトに向き直る。
頼み……
『何?僕に出来ることなら手伝うよ』
「ほ、ほんとか!?あのさ、今度球技大会あるだろ?」
承諾すれば、目を輝かせるクラスメイト。
頼み事は、球技大会でやるバレーの指導でした。
(別にいいけど……僕なんかでいいの?)(姫宮がいいんだ!)
(…ふぅん、まあいいけど)
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