標的 2

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球技大会本番―― 一応、僕なりに教えられることは教えたと思う。 あとは結果が出るかどうか… 「は?マジかよ…」 『?どうかしたの?』 今日も朝早くから練習をしていた。 ま、まだレギュラー一人来てないんだけどね そんな中に響いた声。 僕に指導を頼んだクラスメイトの吉田。 「姫宮…そ、それが……」 話を聞いて絶句した。 まだ来ていないレギュラーの一人が、病気で来れないというのだ。 ………補欠いないし、どうするかな 僕が出れればいいんだけど、僕ほかの競技にも出るし… それ以前に男子バレーだから出れないんだけどね 『誰かに助っ人を頼むしかないね』 「んー……そうだ、沢田がいるじゃん!」 持田センパイ倒したし、アイツなら出来る! やらなんやらで、吉田の出した案が通り綱吉に頼むこととなった。 ……ごめん、綱吉。 僕には吉田の暴走を止められなかったよ (あ、姫宮!一緒に行こうぜ)(え、なんで僕まで……) (行くぜ!)((拒否権ないんだね))
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