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イタリア―――
とあるバーの扉が キィ… と音を立てて開いた。
「リボーンか…」
中に居た男が、タバコをふかしながら静かに口を開いた。
顔の傷から、カタギではないことは明らかである。
「またオヤジに呼び出されたようだな」
「人気者はつれーなー。今度はローマか?ベネチアか?」
もう一人の男は少し茶化すように声をかける。
ジャッポーネ
「 日 本 だ」
帽子にカメレオンを乗せた〔赤ん坊〕――リボーンが、静かに告げた。
「 !! 」
「オヤジのヤツ、とうとうハラ決めやがったのか…」
予想のしていなかった解答に、驚きを隠せない二人の男。
リボーンはその様子に少しだけ口角を上げる。
「…長い旅になりそうだ」
行き先は――日本、並盛町
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