せきがえ

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「じゃあクジ引いてくれ~まず女子~」 クラスの4分の3の人間がゾロゾロとおっさんの持っている箱へと向かう。 「鶴見さん。どうしましょ…」 「安心しろ。私は私だ」 超男らしい態度で意味不明な事を言って教卓へと向かう。 何だあのハードボイルダー。 「次~男子~」 そして残った僕たちの番。 確率は何分の何!? この右手に全てをかける!! ビシィ!! と、遊戯王だったら効果音のなりそうなくらいの勢いでカードを掲げる。 40番!! ……………窓際の一番後ろ…… 隣りか前か右斜め……鶴見さんが来る確率超すくねぇ。 「おう田中!何番だった?」 そんなことも露知らず、鶴見さんはイスをガックンガックンさせながら聞いてくる。   
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