せきがえ

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「……ふぉうてぃ」 「………ほぅ…」 それを聞くと鶴見さんはイスを止め、スタスタと他の女子の所に行ってしまう。 あ。アイツは僕がシャーペン落とした時、迷わずへし折ってゴミ箱に捨てたヤツだ。 もう偶然を装う気ねぇよな…。 あ、戻ってきた。 「…私は35番だったぞ!」 ヒラリと紙を僕の机の上に落とす鶴見さん。 …35番…………僕の……僕の唯一の隣りの席。 やべぇ。泣けてきた。 カッコいいよぉ。 優しいよぉ。 かあいいよぉ。 結婚したいよぉ。 「………鶴見さぁん」 「キメェwww」 …台無しだ。   
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