すうがく

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席替えにより最高のポジションをハブゴットンした僕たち。 窓際の一番後ろとか最高杉w 取りあえず物理的な意味でも後ろ指さされることは無くなった。 「なぁ田中」 「はい?」 で、今は数学の授業中。 最近気付いたことだが、鶴見さんは結構頭が良い。上の下って所かな?まだテストとかやってないから分かんないけど理解力抜群。 授業ほとんど聞いてないのに。 「あの先生、カーネルサンダースっぽいな」 「う~ん…。確かに少し…」 「よし、じゃあどうやったらよりカーネルサンダースになるか研究するか」 「そうですね」 「まずはだな…あの黒い髪を―」 「鶴見!この問題解いてみろ!」 「3≦y≦8です」 「ぐぅ!」 「……真っ白にそめ上げてだな―」 「田中ぁ!この問題解いてみろ!」 「このクラスに田中はいません」 「なにぃ?」 訳の分からない顔をして名簿を確認するカーネル。 僕は永島だ。クラスではすっかり定着し始めちゃったけどアンタぐらいは間違えるなよ。  
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